あるラジオリスナーの定点日記

基本的にラジオを語ります。たまに違う話題も語ります。

NPB新ルールに関しての説明と個人的見解。

(こちらの写真は、甲子園記念館より甲子園のバックスクリーン下に入り、2023年5月に撮影した阪神ファームの試合前練習です。バックスクリーンは試合になると入ることはできません)
 

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回、ブログの趣旨からは外れますが、触れておきたいので、あえてブログに残します。

9月2日にNPBプロ野球12球団は、理事会・実行委員会を開き、新たに「写真・動画等の撮影および配信・送信規定」を定めました。

 

 この新ルールにおいて、賛否両論が飛び交っております。ブログ主は、今回の新ルールに対しては「賛成」の立場を取ります。

 背景を調べると、このルールができてもしょうがない事態が相次いでいるからです。

 

まずは、規則に関してなどを1章、背景を2章、見解などを3章に分けてブログを書きます。

 

1 新ルールでできなくなること

まずはNPBが新たに設けた規則・改定に関しての公式サイトを貼ります

 

「試合観戦契約約款」の改定と「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」の施行について | NPBからのお知らせ | NPB.jp 日本野球機構 (2024年9月5日 閲覧)

 

簡単に説明するために、原文を変えていますことをご理解ください。

 

球場内でどの場合でも写真撮影・動画・録音等が禁止される事。

・観客が入ってはいけない区域での行為(主催者以外が立ち入り禁止)

 

・客席でのほかの方への迷惑行為(観戦時の妨げになる行為)

 

・カメラ等のフラッシュの使用など、試合進行の妨げとなる行為。

 

・監督・コーチ・選手・球団職員・チアリーダー・販売員などの球場関係者・特別応援許可を受けた応援団員及びほかの観客に対し、身体の一部を拡大、強調して撮影する行為や身元が分かるものを撮影する行為。

チアリーダーやビールの売り子さんを撮影等はNGです)

 

ここまでは、常識の範囲で改めての確認です。

 

今回、追加されたのは、以下の通りです。

プレー中の投手・捕手・野手・バッター・ランナーを撮影した写真・動画などをX・インスタグラム・YouTubeなどSNS媒体(不特定多数が見られるもの)に投稿することが禁止。

 

・ベンチ入りの選手などを撮影した動画のうち、140秒を超えるものを投稿することを禁止。

 

・ライブ動画・ライブ音声・リアルタイムでの試合データの配信はNG。(YouTubeなどで試合映像・音声を配信されている方がいますが、この行為は原則できなくなります)

 

尚、試合中の撮影・動画撮影は個人で楽しむ分には、問題ありません。

 

今回の規則で、申し訳ありませんが、CBCラジオ女性パーソナリティーの何人か、試合中の写真や動画をあげている方がおられます。

 

清水投手の完全な投球動作です。新規則では、「プレー中の投手を撮影した写真・動画をあげることはできない」です。

 

誤解を与えかねない行為なので、SNS投稿は遠慮することをお勧めします。

実は、サヨナラの場面の動画も見つけましたが、この撮影も新規則では禁止行為に当たります。(プレー中の可能性がある為)

 

もう一つ貼ります。

 

「動画に加え、プレー中の投手、捕手、野手、バッター、ランナーが写っている」ので、今回の新規則で「見本のようなNG動画」です。

教科書や球場で、諸にダメ動画の典型的な例として、掲載してもいいのではないかとブログ主は、思いました。

 

何度も言いますが、プレー中の写真・動画をSNS投稿で他人と共有することができなくなるだけで、個人で楽しむ分には問題ありません。

 

 

 

本人の名誉のために、問題がない投稿をあげます。

 

試合中の方々が写っておらず、試合後のヒーローインタビュー後の写真なので、このような投稿は今後も行うことができます。

 

実は、CBCラジオ関係者やリスナーさん、ブログを見られる方でで試合中の写真・動画をあげる方がおられますが、今後はこの行為はおやめください。

 

2 この規則の背景

野球解説者の高木豊氏が自身の公式チャンネルで見解を述べる動画の中で、背景が見えてきました。


www.youtube.com

記事もあるので、貼ります。

NPBのプレー中の“写真・動画SNS投稿禁止ルール”に高木豊氏が独自見解 「反対か賛成か…」 - モデルプレス 

 

ここ最近、売り子さんの盗撮など「度」を超えた行為が目立っていたとアシスタントの森藤さんが指摘していましたが、一番の問題点は「ロッテ、吉井監督がベンチに確認したメモをSNSに上げた方」がいた事です。

さすがの、高木さんもこの行為に対しては、かなり憤りをあらわにしていました。

 

このような盗撮行為やNPBの無許可で、配信する行為が多く見られ、規制をかける必要が出てきたためこのような規制が誕生したと思います。

 

実はサッカー・Jリーグは、逆に試合中の写真撮影を2022年に解禁しました。

(但し、動画撮影はNGです。ただ、ガイドラインがきちんとなされており、明確に分かりやすいのが印象的です」

【公式】Jリーグ公式試合における写真・動画のSNSおよびインターネット上での使用ガイドラインについて:Jリーグ.jp (jleague.jp) (2024年9月6日 閲覧)

 

また、バスケットボール・Bリーグも「試合中の写真撮影等」のガイドラインを公開しています。(非常に分かりやすいので、公式サイトを貼ります)

B.LEAGUE公式試合における写真・動画の撮影およびSNS・インターネット上での使用ガイドラインについて | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト (bleague.jp) (2024年9月6日 閲覧)

 

この二つの例を見ると、非常にNPBの新規則はわかりにくいです。

 

ブログ主が理解している範囲で、ダメな例や良い例を貼らせていただきました。

 

3 個人的な見解

 

ここからは、個人的な考えを述べます。

「規制をかけるのは賛成派、分かりやすくガイドラインを作った方が良い」です。

 

主催者の無許可で動画配信などで収益を得る行為、「選手を取りたい」一心で周りを顧みずに迷惑行為が相次いだので、このような規制を設けたのはわかります。

ルールがないと、無法地帯になるので、このようなルールは必要です。

 

但し、完全な線引きがないので、グレーゾーンや抜け道ができる可能性は十分にあります。(その点、JリーグBリーグはきちんと線引きがなされています)

 

今回、賛否両論があるのは「プレー中の写真・動画のSNS投稿」です。

ただ、よく考えると、主催者などの許可がないので、「著作権」に抵触します。(主催者の許可があれば、可能)。

 

周りと共有したい、カッコイイプレーを共有したいなどの気持ちは十分に分かりますが、法律に抵触するならどうしようもありません。

 

現状、この新規則に関しては、広島球団からは見解が出ている以外、進展がありません。今回例に挙げた、ラジオパーソナリティーからも見解はありません。(知らないことはないと思いますが・・・)

 

来年2月1日「キャンプ」スタートからの施行となります。ブログ主はできる限りの啓発活動は行いたいと思います。

 

本日のブログは、以上となります。ご覧いただき、ありがとうございます。

 

(9/12 追記)

加藤里奈さんより、見解が出ましたので、共有させていただきます。