あるラジオリスナーの定点日記

基本的にラジオを語ります。たまに違う話題も語ります。

改めて、オフチューブ中継を考える。

本日も、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

以前、「ラッキーウィークなのに、現地乗り込み断念どころか、オフチューブ中継に切り替えた」事をブログに書かせていただきました。

(緊急投稿)CBCラジオ、「ラッキーウィーク」なのに現地乗り込み断念 - あるラジオリスナーの定点日記 (hatenablog.com)

 

このブログで、乃木坂46の久保史緒理さんの漢字が間違っていました。訂正し、お詫び申し上げます

 

改めて、オフチューブ中継を考えてみたいと思い、ブログに残します。

1 オフチューブ中継とは何?

2 メリットと多くのデメリット

3 導入した放送局

 

1 オフチューブ中継とは何?

オフチューブ中継とは、放送用語で「制作会社から送られる映像を、遠くのスタジオから実施地ではないスタジオから映像を見ながら、実況・解説を行う」です。

簡単に説明すると、制作局の公式映像を見ながら、中継を行うことを差します。自宅で野球中継を見られる方が多いと思いますが、この映像を見ながら野球中継を行うと考えてください。

主に、NHKの「メジャーリーグ中継」DAZNの「アジアカップ」「AFCチャンピオンズリーグ」などがこの手法を用いています。

 

2 メリットと多くのデメリット

〇メリット

 やはり、現地に行かないので、その分の費用が掛からないです。所謂「経費削減」が一番のメリットです。

 今回、CBCラジオが「エスコンフィールド北海道」「ZOZOマリンスタジアム」の現地乗り込みを断念した一番の要因です。(その他にも要因はありますが、ここでは触れません)

 ちなみに、東海ラジオは現地乗り込みを行っていますが、ざっくばらんに費用を計算しました。移動代、ラジオブース代、宿泊費などを含め、1試合150万円程度かかります。

(6試合で900万円前後です)

放映費を鑑みると、安い買い物です。

 

×デメリット

やはり、現地でなく、映像を見ながらの放送なので、かなり違和感があります。

ブログ主がデメリットとして挙げているのは、「想像でしゃべらないといけない」「球場の雰囲気が分からない」「風などの要素や細かいプレーをしゃべることができない」です。特に実況アナは、すべて想像でしゃべらないといけないので大変です。

 

「想像でしゃべらないといけない」は、投手の交代や代打などベンチの動きなどを、想像でしゃべらないといけないです。特に解説者は、映像を見ながらなので、発言が憶測を呼ぶ恐れがあります。

また、レポーターを配置せずに中継する場合は、選手の情報などが随時入りません。(「球団広報」を通じたコメントが送られます)

 

「球場の雰囲気が分からない」は、現地の情報や歓声が分からないので、映像で見た感想でしか実況アナはしゃべることができません。

更にラジオ中継になると、現地の集音マイクでの歓声とテレビモニターからの歓声音では音の質が異なります。(現地からですと、実況アナの声がかき消されます)

 

一方で、オフチューブ中継になると、風景などをしゃべることができないので、解説者との「フリートーク」に徹することが多くなりがちです。

 

ラジオブースは、内野席の上の方に設置されているため、スコアボードが見えるため、選手の記録や今日の内容が随時表示されているため、情報をお伝えすることができます。(ちなみに、記録員のアルバイトが記録を取っています)

 

「風などの要素や細かいプレーをしゃべることができない」。ここが最大のポイントです。

野外球場の場合は、風が運命を分けることがあります。

「ボールを見失い、選手と選手の間にポテンヒットを「あーーー取れない」と実況」

「角度的にフライアウトだが、ボールが落ちてこない、実際にはホームラン」

 

これはラジオの野球中継で起きた出来事で、オフチューブ中継でボールを見失ったことで、実況アナがしゃべることができず、無音になったシーンです。

ラジオ中継で「無音」になると、「放送事故」につながるため、危険です。

 

「細かいプレー」で考えると、次の事柄です。

(実際に起きた出来事です)

「打者が三振で、一塁ランナーが盗塁成功、盗塁しているのを見失う」

「前進守備など、守備体系が分からない」

「二塁間の位置が分からない」

その他にも、多くあります。

 

更に、それ以上のデメリットがあります。

「中継の臨場感がほとんどない」です。

 

野球のラジオ中継を聴いていると、打球音や歓声などの「球場音」で「球場にいる気持ち」になります。

特に「得点シーン」などの実況アナのテンションが上がるのが、ブログ主が好きです。

しかし、オフチューブ中継になると、「球場音」がほとんど聞こえません。

また、実況アナのテンションの低さも気になり、盛り上がりに欠けます。

 

3 導入した放送局

 

ラジオの野球中継で導入した放送局です。

HBCラジオ→ロッテ主催、西武主催(文化放送制作送りの場合あり)、昨年の交流戦DeNA対日ハム」

CBCラジオDeNA主催、交流戦「日ハム対中日」「ロッテ対中日」

RKBラジオ交流戦DeNAソフトバンク」、みずほPaypayドーム以外の主催試合

 

ニッポン放送WBCなど国際試合で、海外試合の場合のみ

 

ニッポン放送以外の3局は、かなりの試合数で導入しています。これを見ると、「経費削減」の側面がかなりあります。

 

今回、東海地方の「交流戦」で現地の東海ラジオ、オフチューブ中継のCBCラジオの中継を検証を行っていますが、すでに「差」が出ています。

詳しく、記載させていただきます。

本日は、以上です。