あるラジオリスナーの定点日記

基本的にラジオを語ります。たまに違う話題も語ります。

ラッキーウィークとは何?

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

来月から、多くの地域ではラッキーウィークという名の聴取率調査(多くの地域は6/10~16)に突入します。

 

まず、聴取率調査とは何かを、三才ブックス社から発売の「ラジオ用語辞典」から簡単に説明します。

  • ラジオ番組がエリア内のリスナーにどのぐらいの割合で聴かれているかを人口比率で示した推定の聴取率を差す。
  • 1週間限定の日記形式のアンケート(受信機やカーラジオなど様々なデバイスで聴かれる為)
  • 首都圏では偶数月で年6回、中京圏と関西圏では6月、12月の年2回。
  • 対象者はエリア内の無作為に選ばれた12歳~69歳の男女。大体5000人程度。
  • スペシャルウィーク」「パワーウィーク」と銘打ち、豪華プレゼントやゲストを用意。(この内容でこの局の現在地がほぼ分かります)
  • どのようなリスナーに聴かれているかで、CM料金に影響あり(特に年齢層が重視)
  • radikoのリアルタイム聴取者数データを利用して、毎日の聴取状況を推計するビデオリサーチ社の「ラジオ365データ」を活用する放送局も増加。

 

この内容で、この放送局の予算や違和感などを大体調べることができます。

「あれ、プレゼントが変わった?あれ、去年の企画あった?」

プレゼントやゲスト、企画が変わったら、私は黄色信号と考えます。

 

この時期になると東京・ニッポン放送、TOKYO FMの名前を聴きますが、聴取率調査で首位を獲得

オードリーANN、V47達成 ナイナイANNはV19 ANNブランド好調キープ【首位一覧】 (msn.com) (2024年5月21日閲覧)

TOKYO FM、聴取率全日平均「男女12~69歳」で首位 11期連続首位の快挙【一覧あり】 | ORICON NEWS (2024年5月21日閲覧)

 

ニッポン放送の場合は、「盤石のオールナイトニッポンに加え、多くの番組で同時間帯での首位獲得で安定」

更に、radikoのエリアフリー、タイムフリー総聴取率がトップ

 

TOKYO FMの場合は、特に局が重視している18歳~49歳の「コア聴取率」で週平均聴取率で首位、多くの番組で若年層リスナーが目立っています。

(AMよりもFM局が年齢層が若いことは、今後頭に入れてください)

 

この2局で個人的に思ったのは、「新規リスナーを拒まない番組」が多いです。

(名古屋の某ラジオ局がこれに悩まされています)

 

radikoで若年層リスナーが増加していることや、始めましてのリスナーの獲得を各局力を入れていることを考慮しながら、今後各局の事柄をブログに書いていこうと思います。

 

本日は、ありがとうございました。

 

ラジオ野球中継レポート(5/16) そして、最新の情報もあり

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

予定にはありませんでしたが、5/16唯一の公式戦「中日対阪神」のラジオ野球中継レポートを簡単にまとめました。

 

今回の試合の展開

スコアは阪神9-4中日

勝ち投手:阪神・西投手「1勝1敗」 

負け投手:中日・梅津投手「1勝4敗」(翌日登録抹消)

試合開始:18時00分 試合終了:21時13分  試合時間:3時間13分

 

この試合は名古屋の2局が、同系列向けの中継を行いました。

東海ラジオ制作(解説:福留孝介さん 実況:吉川秀樹アナ)

MBSニッポン放送などNRNナイター」

ニッポン放送スペシャルウィークでないため、東海ラジオからネット貰い

中継時間は18時00分~21時20分

 

CBCラジオ制作(解説:吉見一起さん 実況:宮部和裕アナ)

「ABC、HBCRKBとの4局局間放送」

中継時間は18時00分~21時25分

RKBは20時57分途中終了

 

試合展開は、ダイジェスト動画を貼ります。


www.youtube.com

 

個人的には、1回表の中日・田中幹也選手のライトへ抜けるあたりをスーパープレーで凌いだ後に、エラーで失点したのが両チームの明暗を分けてしまったのかなと思いました。

 

私は、東海ラジオでなくネット受けをしていたニッポン放送と大阪・MBSでこの中継を聴いていましたが、この2局は野球中継中に、自社CMがありませんでした。

ブログ主は、翌日家の都合で有給休暇を頂きました。こちらが終わり、買い物移動中に車の中でradikoタイムフリーでCBCRKBの中継を聴いていましたが、スポンサー枠が埋まらず、自社の営業CMが多数流れていました。

RKBは先日、2024年3月決算で「上方修正」を行う発表がありましたが、「経費削減で経費が減った為」なので、CM収入減はかなりあるかと思います。

 

お話は変わりますが、5月上旬にニッポン放送東海ラジオからは「プロ野球中継枠完売」と発表がありました。

 

ニッポン放送の野球中継のradiko視聴回数が前年比1割増 広告枠は完売 (msn.com) (2024年5月17日閲覧)

TOKAI RADIO FM92.9MHz/AM1332kHz | 『ガッツナイター 完売御礼』 | 日々 | 直球勝負!大澤広樹 | アナウンサー (2024年5月17日閲覧)

 

ブログ主は、この2社以外で少なくとも北海道HBC、大阪ABC、大阪MBS、平日ですが広島RCCは野球中継中はきちんとスポンサーCMが流れているのを確認しました。

一方で福岡KBCRKB、名古屋CBC文化放送はスポンサー枠が空いています。

 

更に少し前ですが、3月29日からの開幕「ヤクルト対中日」を独占中継していた東海ラジオから、愛知・岐阜・三重の東海3県のradikoシェア率が高シェアであることが発表されました。

記事を貼ります。

TOKAI RADIO 東海地区ラジオ独占中継の中日セ・リーグ開幕3連戦で高シェアを獲得:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp) (2024年5月17日閲覧)

この記事をよく見ると、「瞬間シェア率」テレビで言う「瞬間視聴率」が書いてありました。

29日は夜9時43分に77.5%、30日は夕方6時03分に66.7%、31日は夕方4時01分に55.7%という恐ろしいシェア率でした。

開幕3連戦が中継ができなかったCBCは、レギュラー番組を放送していました。

よく、CBCのパーソナリティーがこの現実にぼやきが出ます。

更に、5/3~5も「ヤクルト対中日」の為、東海ラジオ独占、CBCは5/3はナイトゲーム「西武対ソフトバンク」を放送、土日はレギュラー番組を放送していました。

 

今回のレポートは以上です。

 

 

 

 

 

テレビっ子からリスナーに

今週のお題「ラジオ」

本日もご覧いただき、ありがとうございます。初めて、今週のお題で投稿します。

 

私にとって「ラジオ」は身近な存在になりました。

昔は、家に帰ったら「テレビ」をつけていましたが、現在は仕事帰りから「ラジオ」をつけながら自宅へ帰ります。

 

なので、ほとんどテレビを見なくなりました。なので、今はやりのグループはほとんどわかりません。

 

特に夜6時以降は、ラジオ(radiko起動)で夜を過ごします。

ラジオの番組表まで購入してしまいました。

本当にradiko様、様です。

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

本日の野球中継レポート(5/3)

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

昨日になりますが、2試合分簡単にレポートとしてまとめます。

 

①SF「ヤクルト対中日」

解説:野村弘樹さん 実況:山内宏明アナ(LF)レポーター:胡口和雄アナ(LF)

試合開始14時00分 試合終了18時06分

放送開始14時00分 放送終了18時26分

スポンサーは1社のみでした。(イニングごとは番組宣伝で繋ぐ)

 

スコア

ヤクルト5×-3中日(延長11回)

〇大西(2勝1敗)●勝野(0勝1敗)

 

試合展開は、皆様ご存知の為、簡単に説明します。

ヤクルトが中日・先発メヒアから序盤に3点を先制、中日は8回に中田のホームランで同点となり、延長戦に。延長11回に塩見のサヨナラ2ランでヤクルトが勝利となりました。

内容を簡単にみると、安打数はヤクルト7安打に対し、中日は14安打でしたが、中日は14安打中13安打が単打だったので、どこかで「アウトカウント」を取ればいいというヤクルトバッテリーにもたれていた印象です。

一方で、投手陣ですが、中日投手陣は13三振を奪った一方で9四死球と徐々に制球が乱れている印象です。

この試合は、東海ラジオNHKラジオ(18時30分まで中継)で放送していましたが、NHK解説の宮本慎也さんも中日投手陣の運用にかなり疑問符を持っていました。

調子が正反対の両チーム、今日からどうなるかを注目します。

【中日】3連敗で1カ月ぶりBクラス 立浪監督は投手陣に「攻めていかないと現状打破できない」 - プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

(2024年5月4日閲覧)

 

一方でこのカードを中継できなかったCBCラジオは、通常のレギュラー番組を放送。ナイトゲームの「西武対ソフトバンク」を放送していました。

CBCは「中日クラウンズ」の為、アナウンサー陣はほとんど不在でしたが、「ドラ魂キング」は代役で放送していました。ただ、この試合に関しては触れられることはなく、2軍の試合はレポートしていました。(ちなみに、ヤクルト主催試合はテレビも使用が制限されます)

 

②「巨人対阪神

試合開始18時00分 終了20時49分

放送開始17時50分 スタジオに切り替え21時05分(ニッポン放送

※NRNナイターとして、全国放送。東海ラジオは18時27分~の中継。

 

解説:江本孟紀さん 実況:清水久嗣アナ(LF)レポーター:師岡正雄アナ(LF)

 

スコア

巨人8-5阪神

○戸郷(2勝1敗)S泉(1S)●門別(0勝1敗)

 

試合展開

1回裏、巨人は2アウトからの4連打で4点先制、2回裏も岡本選手の2ランホームランで6-1とリード、しかし阪神も大山選手の2発などで喰い下がり、巨人先発の戸郷選手を6イニング途中降板に追い込みます。

8回裏のミスからの門脇選手の2点タイムリーで勝負は決したかに、見えたが、何と大勢選手が3点差に詰められ、更に右肩異常で降板(5/4登録抹消)、泉選手が大山選手を仕留め、何とか逃げ切りました。

 

まとめ

今日のABCラジオ「サクサク土曜日中邨雄二です」のメンバーで解説の桧山進次郎さんが「球の癖を読まれていたのでは」とおっしゃっていましたが、1回裏2アウトから明らかに球が偏っていた気がしました。

阪神先発の門別投手は2年目でプロ初先発でしたが、かなり勉強になったと思う1敗だと思います。

一方の巨人は、バルドナード投手が安定感が出てきており、ウィークポイントだったリリーフ陣が安定してきました。(ブログ主は巨人はここ次第で順位が決まると思います)ただし、大勢投手が不在なので、恐らく泉投手が抑え、バルドナード投手が8回になるのかなと思います。

【虎になれ】阪神門別啓人よボロボロになったこの日を忘れるな 特別な試合で今季初先発も6失点 - 虎だ虎だ虎になれ! - 野球コラム : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

(2024年5月4日閲覧)

【巨人】泉圭輔がプロ初セーブ「とにかく強い球を投げることだけ考えた」大勢降板後、大山と対戦 - プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

(2024年5月4日閲覧)

 

本日、三才ブックス社発行の「ラジオ番組表2024春号」が自宅に届きました。

 

改編から1ヶ月が経過、来月は「聴取率週間」所謂ラッキーウィークがあります。どのような結果になるかも含め、今後ブログ更新します。

今シーズンのラジオ野球中継(2024年更新版)

本日も、ご覧いただきありがとうございます。

開幕から1か月、各球団明暗が分かれていますが、ラジオ各局でも変化が発生しています。実際にradikoでチェックを行いました事柄を追記します。

最新版として、各放送局ごとに記載します。(例年と異なることは赤字にて記載しています。日付追記はすべてブログ主確認済みです)

 

北海道HBCラジオ

・基本的に、ほぼ全試合中継予定(試合開始~試合終了まで)

ナイトゲームは日ハム以外のカードを中継した場合は、最大21時25分まで(4/10、17確認)

 

北海道STVラジオ

・火曜~金曜のナイトゲームのみ(試合開始~試合終了まで)

(土日は素材実況を行っていることを確認しました)

※4/29 MBSベースボールパーク番外編「日ハム対オリックス」の音源が流れました。

 

仙台TBCラジオ

・ホームゲーム+ロッテ、オリックス主催時(土日西武主催)を除くビジターゲーム

※日曜デーゲーム時は15時から16時までは「競馬中継」の為、中断。その間は音源撮りもしくは裏送りにて中継継続(HBCRCCが該当)

 

東京・文化放送

・火曜~金曜のナイトゲームのみ(17時45分から最大21時28分まで)

※土曜ナイトゲーム時は山口KRY向けのみ継続中(4/6、4/20実施、今後も土曜ナイトゲーム時も中継)

※「ヤクルト対中日」土日ナイトゲーム時の東海ラジオ向けも実施予定

 

東京・ニッポン放送

・火曜~金曜のナイトゲーム(巨人主催ゲームが中心)「17時50分~試合終了まで」

※今シーズンから平日は17時50分からに変更(日曜ナイトゲーム時は17時30分~)

スペシャルウィーク時は土日デーゲーム中継もあり(3/30、3/31、4/13、4/14、4/20、4/21中継)

 

東京・ラジオ日本

・「巨人対阪神」「巨人対中日」は平日は中継、稀に巨人主催試合を中継することがあります。(中継時は試合開始~試合終了まで)

RCC、ABC裏送りは実施、土日デーゲーム「巨人対中日」CBC向けの制作協力があるかが現時点で不明(8/24、25)

 

名古屋・東海ラジオ

・中日戦ほぼ全試合中継予定(試合開始~試合終了まで)

・野外開催時の雨天中止の場合は、平日はニッポン放送制作の本番カードが予備カード、休日は雨傘番組、NRNナイター、KBC制作のデーゲーム中継のいずれか

・中日試合が無い場合は、ニッポン放送制作もしくはNRNナイターを中継(原則試合開始~試合終了まで)

※4/12「ヤクルト対巨人」4/26「DeNA対巨人」中継実施済み

※4/14「中日対阪神」は中継がなかったMBSニッポン放送ショウアップナイターハイライト」ではハイライト音源が流れました。

 

名古屋・CBCラジオ

・中日戦中継時は試合開始~試合終了まで。

・野外開催時の雨天中止の場合は、同系列のHBC制作が予備カード

・中日戦以外の場合は「試合開始から最大22時55分まで」

(2022年8月3日の「日ハム対ソフトバンク」時に判明、その日は「ヤクルト対中日」の為、CBCでもこのカードを放送)

・中日試合が無い場合、火曜~金曜に「ヤクルト対中日」が行われている場合は、HBCRKB制作分をネット(2022年に戻る)

・「ヤクルト対中日」が土日、月の場合はレギュラー番組放送

・「ドラ魂ワイド」がパーソナリティー+解説者、実況アナ2名で語るという形式から、番組名は残るが、ドラ魂キング3時間~不定期番組(名古屋芸人 お笑ジオ★スターズを5回、増刊スクラッバーを5回)2時間に変更

 

大阪・ABCラジオ

阪神試合開催時は全試合試合開始~試合終了まで中継(143試合中継予定)

オリックス主催時時のビジター向けの裏送りも実施(4/24「オリックス対西武」など複数試合」

 

大阪・MBSラジオ

阪神試合開催時は試合開始~試合終了まで中継

※日曜デーゲームは「競馬中継」の為、中継ナシ。(ビジター向けの裏送り、素材実況を実施しているのを確認)

「4/21「阪神対中日」は東海ラジオ向け放送実施、ハイライト音源が4/22ニッポン放送飯田浩司のOK!Cozy Up!」にて流れました」

「4/28「阪神対ヤクルト」実況音源がニッポン放送、4/29の(ベースボールパーク番外編)にて流れました」

 

広島・RCCラジオ

・広島試合時は、試合開始~試合終了まで中継(143試合中継予定)

CBC東海ラジオ向けの裏送りも実施(所謂二重制作)

 

福岡・KBCラジオ

・土日ビジター中継を除く全試合、試合開始~試合終了まで

 

福岡・RKBラジオ

・月曜から金曜は中継がある場合は、試合開始~試合終了まで

※土日デーゲーム時は15時~16時まで「競馬中継」の為、中断

※土曜デーゲームは試合開始から最大17時まで

※日曜デーゲームは試合開始から最大17時35分まで

 

これを見ると、福岡RKBは「週末土日はRKBエキサイトホークス」という看板を下ろした方がいいと思いますが・・・レギュラー番組を放送した方がリスナーが増えるという判断とスポンサーがつかない(土日はスポンサーが0社)のが要因かなと思いました。

 

この動きに各局が追従するかに今後注目です。

 

以上、ラジオ中継の最新の中継体制です。

 

 

本日のラジオ野球中継レポート(4/29)

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は東海ラジオ「中日対DeNA」(14時開始)のレポートです。

放送時間は14時~17時30分まで(14時1分開始、17時2分終了、試合時間は3時間1分)

 

解説は鈴木孝政さん、実況は東海ラジオ元アナウンサーの犬飼俊久さんが3回まで、4回からは朝の番組「first touch」月~木担当の村上和宏アナ、レポーターは昨年から担当している源石和輝アナで中継を行いました。

 

スポンサーは月曜ローカルだった為、2社を確認しました。イニングごとのCMは自社番組(午前中の番組多め)で繋ぎました。

5回裏終了後に天気予報

スコアは中日11-1DeNAでした。

〇D・松葉投手(2勝1敗、9回117球完投)●B・ジャクソン(1勝3敗)

 

外出していたので、試合展開は簡単にまとめました。

個人的には1回表のノーアウト1、2塁でDeNAが無得点に終わった事がこのゲームの体制を決めてしまったかなと思いました。

先頭・度会選手にヒット、2番・桑原選手に四球。ここで点数が入るかなと思ったら、3番佐野選手が初球を打ち上げてアウト、後続も凡退し無得点。

ここから松葉投手が完全に立ち直り、2回以降は凡打の山を築きます。

3回裏に4点が入りましたが、先頭バッターのゴロの際にジャクソン投手のバックアップが遅れて内野安打。ここから中日はやりたい放題に点数を入れていきました。

 

個人的に着目したのは、本日は「ガッツナイターClassic Day」として放送されました。

今年は「ガッツナイター」が中継を開始して、50年の節目となります。

(ちなみにニッポン放送は開局70周年の節目となります)

TOKAI RADIO「50周年ガッツナイターClassic Day」犬飼俊久元アナが4月29日に実況:中日スポーツ・東京中日スポーツ

(2024年4月29日閲覧)

 

私はラジオで野球中継を聴き始めて、5年目なので、昔のジングルやテーマ曲を知りません。少し、新鮮に感じました。

1回、2回のイニングごとには犬飼さんの傑作実況音源が流れましたが、ナゴヤ球場を知らない私にとっては古き良き実況が印象に残りました。

ここで初登板ノーヒットノーランという大記録があったことも初めて知りました。それもこの一例しかありません。(1987年8月9日 巨人戦 犬飼さんが実況担当)

史上唯一の大記録も「あの日だけ」 "一晩限り"で失った理想形「野球人生は終わり」 | Full-Count

(2024年4月29日閲覧)

私がこの方の実況を聴くのは、最初で最後かなと思ったので、耳を傾けながら聴いていましたが、御年80歳であることを考えると、試合に吸い込まれていくような語り口だった印象です。実況から離れていたとは思えなかったです。

ニッポン放送には、御年82歳の宮田アナが今シーズンも数は多くないですが、活躍中です)

昔の「ガッツナイター」のジングルも流れたので、昭和の野球中継の雰囲気が分かりました。

昨今、東海ラジオの野球中継が危うい状況ですが、なんとか残したいという思いがこちらには伝わりました。

来週の5/6「中日対巨人」(18時開始)も「ガッツナイターClassic Day」として、数年前まで実況を担当していた北山アナが3回まで担当します。こちらも楽しみです。

 

以上、本日のレポートと感想です。ありがとうございました。

最後に、当日のXを貼ります。

当日レポーターだった現石アナのXです。

 

 

東海地方のラジオ野球中継の異変(2024年現在)

本日も、閲覧ありがとうございます。

 

昨日、東海地方のラジオ野球中継の異変(2023年を少し振り返る)を書かせていただきましたが、東海ラジオCBCラジオに分けて現在の中継体制などについて書かせていただきます。

 

[目次]

  1. 野球中継は好調も、実況アナが足りない東海ラジオ
  2. 実は野球中継を縮小の噂が出てきたCBCラジオ

 

1.野球中継は好調も、実況アナが足りない東海ラジオ

東海ラジオの現在の中継体制はこのような形です。

ホームゲームは自社制作、ビジターゲームは制作局とのネット、ニッポン放送制作を裏送り

※神宮開幕3連戦は4年ぶりに文化放送制作協力で現地実況

 

今シーズンは最大141試合中継予定(8/24、25の「巨人対中日」デーゲームは中継不可、両日とも18時より「広島対阪神」(RCC制作)もしくは「ヤクルト対DeNA」(文化放送制作)を放送予定)」

 

東海ラジオのいいところとダメなところを簡単に

◎「ドラゴンズステーション」の強みでCMのスポンサーが完売

東海ラジオは2018年に球団と「オフィシャルスポンサー契約」を締結、球団とラジオ局との契約は12球団で初の契約となりました。

現在は「オフィシャルゴールドスポンサー」となっています(2024年)

実はこれになると、自社の番組で「中日ドラゴンズ」が商標権を登録しているもの(例はドアラ、スローガンなど)を使用することができます。

TOKAI RADIO FM92.9MHz/AM1332kHz | ドラゴンズステーション

 

このメリットがある為、2024年現在「ガッツナイター」中継時のCM枠は完売

(平日は12社、休日は10社)、途中の交通情報や天気予報にもスポンサーがいます。

ほとんど、中継時に自社CMは流れません。

ちなみに東海ラジオCBCともCM単価は公表していませんが、「ラジオCM」という会社が公表している単価は「20秒スポットごとに23000円~37000円」です。

東海地方のラジオ局&CM放送料金|ラジオCM.jp | ラジオCMのお申し込みはこちらから (radio-cm.jp)

 

この数字を単純計算すると、60秒ごとに69000円~81000円となります。

一つの試合でCMはイニングごとと中継前、終了前なので、最低12回流れますので、

単純計算で82万8000円~97万2000円の収入があります。そこから諸経費などをひかれますが、かなりの収入が1試合で入ります。

140試合中継したとして、1億円前後の収入があります。

これではなかなか辞めにくいと思います。

 

〇NRN系列だからできること

NRNとは、ニッポン放送文化放送系列に所属している放送局です。「ヤクルト主催試合」はNRNが独占放映権を保有しています。

その為、中日が試合ナシ、雨天中止などは巨人戦などを予備カードが設けられます。更に、中日が出場しなくてもクライマックスシリーズ日本シリーズを中継することができます。

このメリットを活かしたため、radiko聴取率の年間でCBC野球中継を上回る結果になりました。

 

×実況アナ不足と専属解説者が不在

東海ラジオのHPと双葉社発行の「プロ野球2024 最強データ選手名鑑」に記載されている実況アナと解説者名簿によりますと、実況は村上アナ、大澤アナ、森アナ、吉川アナの4名、解説者は山本昌さん、谷繁元信さん、山崎武司さん、福留孝介さんの4名です。

この4月より、村上アナは朝の番組「first touch」(朝4時45分から6時)の月曜~木曜を担当、前日は夜勤の為ほとんど実況が不可能。

大澤アナは昨年より、営業部を兼任することになったため、実況は月に1~2回のみ。

事実上、森、吉川アナの2名で実況を回すという事態になりました。何とか、中継を続けるために2022年より一部試合(特に日曜デーゲーム)は東海テレビのアナをラジオ実況につけています。

更に、主にワイド番組を担当されていた源石アナをレポーターデビューさせるなど、中継体制はかなり「ギリギリ」の状態です。

 

解説者も2022年で鈴木孝政さん、鹿島忠さんが抜け、2023年で専属の藤井淳志さんが抜け、専属が0名、ニッポン放送、大阪MBSとの兼任解説者が担当しています。

経費削減の波が来ているのかなと感じました。

実は、今年2月に一部週刊誌にてこのような報道がありました。

AMラジオが次々と終了…プロ野球中継まで打ち切り危機の深刻度 | アサ芸プラス (asagei.com)

この記事の発行者は、「週刊文春」「週刊新潮」などに比べると信用度合いは低いですが、この記事に「ベテランアナを営業に異動、収益アップが最優先」などとあります。

このベテランアナに関しては、察してください。

収益面を考えたら、簡単に打ち切ることはできませんが、果たしてどうなるか。今後、経過観察です。

 

2、実は野球中継の縮小が噂されるCBCラジオ

CBCラジオの現在の中継体制はこちらです。

ホームゲームは自社制作

ビジターゲームは局間放送、委託放送、オフチューブ中継にて中継

但し、ヤクルト主催試合は放映権がない為、中継不可

2024年シーズンは最大132試合中継予定

 

◎解説が多め

荒木雅博さんが加わり、牛島和彦さん、川上憲伸さん、小松辰雄さん、彦野利勝さん、山田久志さん、吉見一起さんの7名体制。

準解説として英智さん、平田良介さんが出演しています。

ローカル中継が多いので、「ドラゴンズ」に沿った解説が多めです。なので、CBCで野球中継を聴く、見る方は多いです。

 

▲実況アナ大丈夫?

実況アナは、塩見アナ、水分アナ、高田アナ、宮部アナ、若狭アナ、西村アナ、榊原アナ、光山アナの8名がいましたが、今年3月にある発表がありました。

CBCテレビ若狭アナウンサー 東海地方の夕方の顔に! | 株式会社CBCテレビのプレスリリース (prtimes.jp)

 

その際に、「土日が基本お休みになるので、実況からは外れます」と本人から発言がありました。そのため、実況アナは7名です。

実はCBCはラジオ、テレビ、CS向けの制作のいわゆる「三重制作」が存在します。

(今シーズンは、水曜、日曜の12試合前後が該当)

この場合は実況アナが3名必要、レポーターも要ります。但し、若狭アナより「今シーズンは、レポーターを兼任させることで6名で何とかなります」(3月9日 スポ音より)との発言

レポーターがラジオとCS向けを兼任させるとの事です。

 

更に、光山アナ(朝の番組を担当、サンドラを担当するので水、土のみ実況)、西村アナ(金曜はレギュラー番組担当の為、不可)

高田アナは、役職付けの為場数減少、水分アナと塩見アナは高齢の為いつ離れるか時間の問題。

若狭アナの穴がかなり大きいことがうかがえます。

 

▲スポンサー埋まらず、苦肉の策

CBCラジオは「JRN」系列の単独局です。「JRN」とはTBSラジオを基幹局とするネットワークです。そのため、ヤクルト主催試合は放映権がありません

「JRN」としては2017年シーズンに基幹局であるTBSラジオが野球中継を辞めました。

2018年以降は「JRN」制作の全国放送が存在しないため、「ローカル中継」になりました。

更に追い打ちをかけたのが、上にも記載しました(東海ラジオの「オフィシャルスポンサー」契約)でした。そこから、スポンサーが年々減少傾向になりました。

 

2024年現在、平日は6から8社、休日は7社程度です。

スポンサー収入は、CM単価は東海ラジオと同じ程度なので、大体半分程度に留まります。その為、平日もCMが埋まらず「自社番組の宣伝」、深刻なのは土日の中継で自社番組CMでなく、自社の押し音楽「所謂フィラー音楽」で埋める苦肉の策をとっています。

(土日に関しては、提供読みも収録に変更されてます)

 

×中継に制約あり

CBCラジオは、ヤクルト主催試合は中継できないことは書きましたが、DeNA主催試合、交流戦のロッテ主催は現地に行かない「オフチューブ中継」となります。

 

このポストは4月9日の中継直前に更新されています。この日の「DeNA対中日」は解説が平田良介さん、実況は西村アナです。現地にいないことが分かります。

DeNA主催はTBSラジオが制作協力で中継を行っていましたが、昨年制作協力からも撤退していたことが発覚しています。

(昨年9月23日のCBC若狭敬一のスポ音」で若狭アナが「オフチューブ中継」に関して見解を述べていました)

一言でいうと、「オフチューブ中継でもやるか、辞めるか」の2択であることを明かしています。

 

個人的には、自社制作にこだわるあまりに文化放送ニッポン放送に中継協力を依頼していないことが現状、裏目に出ています。

東海ラジオニッポン放送は中継に関しては、仲は良くないですが、中継を続ける上で現実的な選択を取っています)

 

今回のブログはここで一旦締めたいと思います。